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10室の象意

今日、仕事中にこんな話題になった。

後輩「宝くじで何億当たったら、仕事やめますか?」
あべ「う~ん、2億くらいかなぁ。君は当たったらどうする?」
後輩「俺っすか?う~ん、多分当たっても辞めないと思います。」
あべ「お~そうなん?なんで?」
後輩「いや~仕事やめて一日中家にいてもヒマっすからねぇ。遊ぶと言ってもそのうち飽きるでしょ。やっぱ仕事して役割与えられてこなしてたほうがいいっすわ。」

そうそう、そうなんだよね。まぁ、この後輩の意見は、最近の若者にしちゃ珍しく仕事人間な意見ではあるけれども。

結局、生きてたら、何かやらなくちゃ耐えられないんだよね。
何もせずに生きるなんて、つまらない。何かしたくなる。
その何かすること、が要するに仕事なんだと思うし、10室の象意なんだと思う。
10室は「行為のハウス」と言われるけど、要するに、誰もが生きるうえで自分のやりたいこと、役割を演じる。それにほとんどの時間を費やすこと。それが10室であるし、行為であるし、仕事であるし、公の場なんだと思う。




10室に在住する吉星と凶星について考えたい。

よく言われることだけれでも。
10室に吉星は文系の職業向き。
10室に凶星は理系の職業向き。
のようです。

私はどちらの職にもついたことがある(学生時代は営業販売のアルバイト、社会人は研究開発職)けど、
少なくとも営業販売は、言うことがとても肯定的だった。
製品に悪いところがあっても、それは言わなければいけないけど、
それ以上に良いところをいっぱい挙げて、売りさばかねばならない。
スタンスが基本的にまず肯定が大前提なのだ。
営業職にいる人も、ほめたり陽気だったりという人が多かった。

研究開発職は、言うことがとても否定的だ。
何故なら、科学は否定しきれないことだけを取り上げて、そこだけ肯定する学問だから、
スタンスは否定がまず大前提としてあるのだ。
良いところがたくさんあっても、一箇所だけ悪かったら、それが不良となって大問題となる。
だから、とにかく否定の目をもって抜けがないようチェックすることが必要である。
開発系の職場の人は、陽気というよりはかなり落ち着いており、否定的、批判的な人が多い。

こういった自分の経験が、
10室吉星だと文系向き。
10室凶星だと理系向き。
ということを表しているように思えてならない。

もちろん、文系でも経理や会計など、ミスが許されないとこだと批判的な凶星が居たほうがいいでしょうし、
理系でも、大学の研究開発のような、全く今までにない新しいものを希望的観測に基づいて開発するようなものなら、吉星の態度がいいのかもしれません。

10室に在住する星で、自分の「行為」が、どのような態度になるのか、が読み取れるのだと思います。



続いて、10室支配星について述べたいと思います。

そして、10室支配星が在住するハウスは、「じゃあ実際にどのような行為をするの?」の答えを示すんだと思います。
10L(仕事)が6H(看護・医療)だと、医療系の仕事になるっていうのはよくある話です。


もう一度いいます。

10室に在住する星は、その人の「行為(仕事)」に対する態度を。
10Lの在住先は、その人の「行為(仕事)」の対象を。

示すのだと思います。

支配と在住の違いはこのようにして語れると思います。
今後も検証を続けたいと思います。

私の10Lは何室だけど何の仕事だよ~とか、
10室に何の星があるから、何の仕事だよ~とか、コメントいただければ幸いです。
みんなで勉強の場に出来ればと思います。

ちなみに、6室は「労働」となります。こちらは、人から使役されて使われる労働を意味します。
この6室に関連した仕事をしている人も多いです。
10室は仕事、ではありますが、自分が人生で行う行為、演じる役割そのもの、の意味が強いですので、
使役されて行う労働、というよりは、天職、というに近いと思います。


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その星・・・自分の支配室から何室目?

自分の支配する星座から、何室目なのかを数えたことはありますか?

例えば5室の支配星が10室在住の場合。
この星はラグナから見ると10室。しかし5室から見ると10室は6室目。
ラグナから見れば、10室は基本的に良いハウスなので、5室のテーマについては良い結果をもたらすと言えますが、
5室から見れば、この星は6室(闘争、困難)在住になりますので、
5室のテーマについて、困難をもたらす、ということになります。

もう少し詳細に行きましょう。
5L→10Hは、「人間以外のテーマ:知性、教育、創造」については、ラグナからの配置優先。
知性、教育、創造のテーマで最初は困難をもたらしますが、いずれ解消されて、10室の良いテーマに導かれます。
しかし、「人間のテーマ:子供」については、5Lから見て6H(闘争)の方が優先され、子供との関係がうまくいかない、という結果になります。

同様に、蠍座ラグナの場合。
2L木星が7Hの場合、
2Lから見て6室目になりますので、2Lのテーマについて、困難が生じます。
ただ、「人間以外のテーマ:収入など」については、ラグナから見て7H優先。最初は困難ですが徐々に改善。
「人間のテーマ:家族」については、6室目が優先。家族と上手くいかない、さっさと自立して家を出たり、遠くに住む
といったことになります。

4Lが11Hの場合もです。4L→11Hは4Lから見て8室目になります。
4Lの「乗り物、不動産」のテーマは最初8室の困難がつきまといますが、徐々に改善され最終的にhは11Hの願望成就となり問題ありません。
4Lの「母親」のテーマについては、ラグナから見た11Hよりも4Lから見た8Hの方が優先されるため、困難がつきまとい、問題が永続的に生じやすいです。


このように、ラグナから数えたハウスが良くて、自分の支配星座から数えたハウスが悪い場合、
人間以外のテーマについては最初は悪いが、徐々に改善され問題なくなるが、
人間のテーマについては、永続的に悪い状況が続きやすいです。


ただ、この「人間のテーマについては、永続的に悪い状況が続きやすい」のにも例外はあります。
例えば、蟹座から見て5室目は蠍座、支配星は火星。これが10室在住だと、
確かに5室から見て6室にはなりますが、
そこは牡羊座で、火星にとってはムーラトリコーナで良い配置であること。蠍座をアスペクトバックして5室のテーマを改善することから、多少の困難はあれども、子供とは良い関係を得られる、という方がずっと大きいです。

(Light on lifeには、双子座で金星が高揚する場合も5L→10Hとなり、5室から見たら10室は6室目だから、
たとえ高揚しても子供のテーマは悪く、子供が出来ない、子供と困難が生じると書いてありました。
しかし、5室から見て6.8.12室になるのなんて、確率的に1/4でザラですし、高揚する可能性の方が低い。だから、5室支配星が高揚する方が威力が強い、子供とは上手くいくんじゃね?と見てます。本から知識を吸収するのは大事ですが、ケーマドルマ(1/4程度で発生)だったら破滅するとか書いてあることもあり、(そんなん世の中の4人に1人は破滅かよ)あまり鵜呑みにしすぎないほうがいいです)

この考え方で行けば、ラグナから見ても、支配星から見てもハウスが悪いとかなり困難になります。
例えば7Lが6H在住の場合、ラグナから見て6Hで困難、7室から見ても12Hで困難となり、
配偶者に関して悪い結果となります。
また、7Lが12Hの場合でも、ラグナからみて12Hで困難、7室から見ても6Hで困難となり、悪い結果となります。
と言ったら、あぁー!私のチャートそうなってる!!うわあああ!!となりそうですが、
どれくらい悪いか、を考えると、
7Lが12H、もしくは6Hになる確率は1/6ですので、6組夫婦がいたら1番悪いくらい、と考えれば良いです。
12組夫婦がいたら2番目に悪い、言い換えれば、学校の1クラス24人でもクラスで4番目に悪い程度です。
まぁ、そんなに悲観しなさんな、ということが言いたいです。

逆に言えば、9L→5Hの場合、
5室在住ですからラグナから見て良い配置ですし、9室から見ても9室目となり、どっちも良いです。
このような場合、非常に良い結果をもたらします。
こういうのはどんどん信じてプラス思考で行きましょうw


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天球上のハウスの位置関係

ハウス


実際の天球上のハウスと、、ハウスの位置関係は上の図のようになります。

1室は東の地平線。
これから太陽が輝き、昇っていくので自分自身の始まりを示す。
木星と、水星が方角の強さを得ます。

2室は一日の始まりを示す1室の直前。つまり一日の終わりを示しますので、
死のハウスとなります。


1室から太陽がもう少し昇ると、12室になりますが、
もう少し昇ってしまうと、日の出の輝きのような感動は
色あせてしまいますので、12室は損失を示します。
太陽だけでなくほかの星についても同様のことが言えます。

同様に損失を示すのは8室ですが、
8室にいる星は、もう少ししたら地平線に沈むのが分かってしまい、
嫌がって後退したい、引きこもりたい気持ちになってしまいます。
よって、8室は苦悩を示します。

7室になると、星たちは空に輝くのをあきらめ、死を悟り受け入れます。
よって8室よりはよいですが、マラカの死としての作用があります。
1室とは正反対側なので他者、人間関係を示します。


6室になると、夜になり暗く、何も見えなくなってしまいます。
しかし、徐々に目が慣れて周りが見えるようになってきます。
これはウパチャヤの徐々に改善される性質を示します。

4室は地面の底。真夜中になります。
ここは地面の下なので、他者からは見えないところ。
家にいて、くつろぐところです。
10室の真昼は仕事中だったり、公衆の面前での振舞いを示しますが、
4室はその正反対の真夜中なので、無意識の行動だったり、
家で母親とくつろいだり、プライベートなハウスとなります。


10室は天球上で最もてっぺんの位置にありますので、
高い地位や権力を現し、そういった場所が火星や太陽は心地よいのです。
10室で太陽と火星は方角の強さを得ます。10室は方角で言えば南です。
南で太陽は昇りきるからです。


金星や月は心地よさを示しますが、
このような星が真夜中でプライベートの4室で方角の強さを得ます。


ご質問、ご指摘ありましたらお気軽にコメントどうぞ。

有料鑑定やってます。
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ハウスの象意の覚え方

ハウスの象意を覚えましょう。

1室・・・身体、容貌、自分自身、幸・不幸、名声、平和、豊かさ、生命、自尊心、出生地・・・うんたらかんたら・・・
2室・・・うんたらかんたら
3室・・・いっぱいある
4室・・・もう覚えるのあきらめた。


こんなふうになってませんか??
象意なんか、いっぱいあって、覚えられるワケない!!!!


なので、1個だけ、各ハウス、1個だけ覚えましょう。
最初はそれで十分です。
その1個から意味を広げましょう。


1室=自分
2室=収入
3室=不安定
4室=心の故郷
5室=智恵
6室=戦い
7室=人間関係
8室=生と死
9室=善
10室=おおやけの顔
11室=欲望の達成
12室=失う

これだけです。これだけ覚えればまずはOKです。
そして、ここから意味を広げていきましょう。

たとえば4室は心の故郷と覚えておけば、
母親、不動産、家、乗り物と他の象意も覚えやすくなります。

6室は戦い、と覚えておけば
試験(他の受験者との戦い)、裁判(訴訟相手との戦い)、借金(借りる相手との戦い)

8室は生と死、と覚えておけば
寿命、慢性病、困難、遺産(死んで生まれるものだから)
悩み(死ぬほど悩む)→研究(悩みが転じて研究で考え続ける)

どうでしょうか。
出来るだけ言葉を覚えるのでなく、ハウスのイメージをざっくりとらえてから、
それに関連付けて細々したものを覚えていくと、いいと思います。

12室

○象意
ベッドでの快適さ(睡眠、セックス)、病気からの回復
逮捕監禁、支出・損失、海外、囚人


○コメント
12室は損失を意味する。
睡眠は意識の損失、セックスは精液等体液の損失。
また、6室の反対側なので、囚人や敵を意味する。


12室は、経済的な損失を意味する。
慈善活動、投資(長期的には得だが短期は損)などの意味あり


よい配置の木星が12室にいれば、慈善活動で金銭を失う。
慈善活動は、現世的には金銭の損失を意味するが、
神の視点で見ると、徳を得ることになる。
悪い配置の木星だと、詐欺っぽい宗教に寄付する傾向になる。


悪い配置の金星が12室にいると、異性を通しての損失となる。
よい配置の金星なら生命力や金銭の損失はあるが、
それと同じだけの楽しいことがあるでしょう。


12室は海外も表すが、それは9室(海外)から4室目(家)で、
海外への居住、となるからである。


12室は人生の終わりとともに、新しい始まりをも意味するので、
天国とか地獄とか、死んだ後の魂の運命を表す。


light of life のおおざっぱ訳
プロフィール

あべ

Author:あべ
インド占星術を勉強する方のためにいろいろ乗せてます。
すみませんが、現在鑑定の受付は一時的に中止しています。

http://www.abejyotish.jp/

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